ローン返済の滞納

自宅兼収益物件の任意売却

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入院費用の捻出と住宅ローンの返済

S様は、駅から徒歩2分という好立地に住宅ローンを利用して3階建ての自宅兼収益物件を所有していました。S様ご夫妻は、共に70歳ですが、ご夫人が病気となり、長期入院を余儀なくされました。これにより、多額の医療費が必要となり、これが住宅ローンの返済を圧迫し、最終的に返済が滞ってしまいました。金融機関は、返済条件の緩和に応じず、貸付金を回収するため、この不動産の競売を申し立てをしました。S様は驚き、このままでは路頭に迷いかねないことから、急遽弊社にご連絡いただくことになりました。

借地上の建物ゆえの任意売却の難しさ

その物件は、1階と2階が間取り1DKの賃貸用の部屋4室と3階がS様の居住用となっていました。土地は、借地であり、所有者は財務局でした。S様は高齢であることから、年金と賃貸収入以外の収入のあてもなく、この所有不動産を任意売却することで住宅ローンの返済と、医療費や今後の生活資金を捻出せざるを得ない状況でした。借地権は所有権と異なり、その使用や処分等について様々な制約があり、また担保としての価値も低いことから、購入希望者が住宅ローンを利用して購入することも難しく、購入希望者を募るのが難しい状況でした。

好条件で任意売却するための工夫

弊社としても何とか積極的な販売活動を続けていましたが、やはり購入希望者を募るのが難しい状況は変わりませんでした。そこで、一時的に資金負担は増加しますが、底地権を財務局から購入し、この不動産の土地を完全な所有権とすることを検討しました。検討の結果、底地を買い取ることにより、本不動産の売却価格は、買取に伴う費用を補って余りある価格提示が可能となることがわかりました。もともと立地条件もよく、土地が完全な所有権となったことから、購入希望者が増加し、光明が見えてきました。

残債務を上回る金額で任意売却成立

様々な活動の結果、法人の買主へ売却することとなり、残債務を全額返済してもなお、1,500万円の資金を手元に残すことができました。債務が残る場合は、金融機関と残債務の返済計画につき交渉を行う必要がありますが、今回は残債務を上回る金額での売却でしたので、金融機関ともスムーズな交渉をすることができました。現在は、S様の奥様も健康を回復し、ご主人の生まれ育った長野に居住の地を移し、のんびりと生活しているとご連絡をいただきました。弊社としてもS様のお役に立てることができ、とてもうれしく思っています。

この売却事例の担当スタッフ

上埜 祐一

不動産営業のプロとして、「お客様にとってのベストは何か」を常に考える

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