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相続により実家が姉妹の共有名義に

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姉が居住したい、妹が売却したいと意見が反発

不動産を相続する場合によくある事ですが、相続対象者の共有名義になっている不動産をどのように双方の希望通りにするかは重要なポイントです。この物件の場合は姉妹二人の共有名義になっていました。一般的には対象不動産を売却すれば売却金額を分割する事で問題は解決します。しかし問題は半分の権利を持っている妹は権利分を姉に買取ってもらう事を希望しており、一方の姉は戸建売却はしたくないものの、妹の相続分である不動産の半分を買い取る資金は無く、希望が相反していました。このまま不動産を残した状態にしておいた状態で済む方法はないものか?それが相談内容でした。

思い入れのあるこの土地に住みたい

姉の希望は既に配偶者も他界し長女が近所で世帯を持っているため、対象不動産に居住し続けることでした。思い入れもあり別の場所ではなくこの土地という事ですので、居住可能な状態で妹の相続分の支払いを見込めるだけの条件が対象物件に当てはまるか調べる必要があります。それには土地の有効活用という手段があります。一部を駐車場にしたり賃貸にしたりなど居住しながら収入も見込める仕様が必要です。それを進めるには事前に立地条件やその他の点も調査が必要になります。出来るだけ双方の希望が叶うようにしなくてはなりません。

複数のハウスメーカーと打ち合わせ

土地の有効活用にあたり、土地の有用性や立地条件などを調査検討した結果、駅前の投資採算性ありという結果が出ました。これに基づき有効活用の方法として賃貸併用住宅を提案しました。現在の建物から賃貸が可能なタイプで居住可能な建物への建替えに掛かる費用と妹への2分の1の価格の支払いが可能な融資を受けた場合の収支が合わないと成り立たない案件である為、建設会社との打ち合わせを重ね、建築費の面でも収支とのバランスを考え、融資が下りても返済に滞る事の無いよう複数の建設会社との話し合いを詰め何とか希望に沿うようなプランまでたどり付く事ができました。

融資承認がおり無事に解決

こうしてハウスメーカーによる家賃保証システムにより金融機関から融資承認が無事に下りました。姉は契約者であり連帯保証人を近所で世帯を構えている娘とする事で無事契約も締結されました。融資期間35年返済で計画通り年間収支もプラスとなりプラン通りの結果がでた一例です。希望通りに両親が残した土地を戸建売却する事なくしかも居住したまま土地を有効活用し妹への相続分も支払が出来ました。今回の事案は早い段階からのお客様からの相談であり、また金融機関への「必ず返済する」という誠実で謙虚な姿勢を評価され良い結果に繋がりました。

この売却事例の担当スタッフ

上埜 祐一

不動産営業のプロとして、「お客様にとってのベストは何か」を常に考える

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